―現在・処理施設―[ソファに向かうレトにちらりと視線を送る。昼間から寝入る程具合が悪いのだろうか?けれど、彼の鼓動も呼吸も安定なリズムを刻んでいて。注意を払うだけにとどめる。それよりも、と対峙する二人に視線を移した。リエヴルの深い憎しみは理解できる。自分もまた抱いてきたものだから。まさか、対価が彼とは思っては居なかったが。静かにリエヴルとベリアンの会話を見守る。どちらかが激昂して手を出すようなら、割って入るつもりで。ジェフロイはどうしていただろう。**]