[雷の一撃を受けた『虚無』の一部は弾け飛び、穴が穿たれた。 しかし決定打にはならなかったようで、弾けた『虚無』は再び繫がり、幾本もの触手へと姿を変える] ちっ……これじゃまだ弱いっていうのか。[触手がこちらへ向け伸ばされるのを見れば、言葉に反し僅かに笑みを浮かべた。 『虚無』に意識があるのかは知らないが、メレディスへ向かった攻撃の幾らかをこちらへ引き受けられるなら好都合だ] ははっ、まるで鬼ごっこ――なあんてね![そのまま床を蹴り、メレディスと反対側へ向かうように駆ける*]