……本当、言うとね。 戦局がどうというよりも。 貴方と雌雄を決する方が、俺にとっては意味があったんだ。 ……自分が他の人の手にかかって倒れるのも。 貴方に、俺の知らないところで何かあるのも。 そんなの、どちらも耐えられそうにないから――――。[少しだけ恥ずかしそうな表情を浮かべると、甘えるようにトールの肩に顔を埋めた。]