魔物のもたらす害から護らんとする光は、指先から散って姿を隠したでは彼の天使なのかもしれないと頷いてゆるく首を傾ぐ花冠の魔物はここにはいないのだろうか あれほど、大切に思っているようだったのにもう1人の方へ視線をめぐらし、見つめた たぶんあまり あの子とは似ていない