― ストンプ港へ ―
え?
いや……俺は……初めて、かな、多分。
[幼い頃はあまり出歩かない子供だったし、士官学校に進んでからは更に出歩く機会も減って。
軍に入って配属された場所は、こことは真逆のシコン側だったから。
覚えている限りでは、ここに来るのは初めて、だろう。
立ち上がるウェルシュに倣うように窓向こうに目を向けたなら、見えるのは青い空。
その色に、ふっと目を細めた]
了解しました、それならお供いたします。
……俺の任務は、貴方の護衛なんですから。
プライベートに踏み込み過ぎない限り、お供しますよー?
[今後を問う言葉>>+36には、さらりとこう返す。
命として受けているのだから、そこの妥協はする心算もなく。//]