[私の叫びながら銃を放っていると、あっという間に弾は無くなり、
引き金を引いてもガチッガチッと空音がするだけとなった。]
はあ、はあ、なんで!?どうして!?
大丈夫って何度も確認したじゃん、スノウ!
[敵に襲われるならまだしも、
味方であるはずのドロイドに襲われるなんて。
涙を浮かべて八つ当たりの言葉を口にした次の瞬間、
ドロイド達が放った凶弾が襲ってきた。]
ああぁぁっ!
[その凶弾に右脇腹と左肩を貫かれ、私はその場に倒れこんだ。]
(セル…ウィン……さん…と、キアラちゃ…ん…は……)
[悶絶する痛みの中、最期の力を振り絞って、
先程まで背を向けていた側を向く。
瞳に映ったのはキアラを連れて走るセルウィンの姿だったか、
それとも反対側から来たドロイド達に囲まれた姿だっただろうか。]