(泣いてくれるとは、思ってなかったなぁ……)
[エディの亡き後、その亡骸の元へ最初に駆け付けたのはテオドールだった。
通信を送ったのだからそこは何も不思議ではない。
だがエディが覚えてる限りでは泣くことのなかった彼が
涙を流していて、それが自分の死に対してのもので
その時も釣られて泣いてしまっていた。
仕方ない、だって他の仲間はともかく
"機関長"に泣かれるとは思ってなかったもの。
諸々の事情はその辺りにして
そんな訳で塞ぎ込んでるエディなものだから
ラグナロク探しへの協力を仰ぎに青年が現れたとしても>>5:+63
『僕ちょっと調子悪いから
後で合流出来たら行くよ!』
と、いつもの調子を演じて一旦断わりした。
誰が来ても、人の気配がすればきっとそうするはず。
そうしないと心の底から塞ぎ込みそうだった。
ラグナロクは探したい。
元々の目的は、それの奪取だったはずだから。
でも、今の気分では……ちょっと。*]