会えてからも別のことが怖かった。傭兵だし、わたしの知らないところだって出てくるし、なんとなく遠くに感じてた……、遠くに行っちゃったら追いつけなさそうだって。[今だ背中の後ろに隠れるような形で、右手を伸ばしてヴェルの右手にそっと触れた]会えてよかった。いっしょに戦おうって言ってくれて、嬉しかった。 ……未来のことを考えなきゃいけないってわかってる。