……今の、神官長さん、だよ、な?[思わず確かめるような声が出たのは仕方ない、と許されろ。なんて思考は刹那のもの。伝えられた内容に、精霊石の欠片をぐ、と握りしめる]『混沌の王《ロード・オブ・カオス》』……って。[呟くその名に、身体の奥で何かがざわめく。言葉に上手くできないけれど、それを放っておいちゃいけない、という想い。それが、ごく自然に湧き上がって来て]