― 第四エリア 通路 ―
[ヴェルナーが去って暫くしてから、
私は顔の火照りが完全に落ち着いたのを確認して動き出した。
目指すのは第一エリアのコールドスリープルーム。
本当に医療モードだったのかという不安>>+3もあったし、
運ばれていったキアラちゃんや、
暫く呆然としていたセルウィンさんに会えるかもと思ったから。]
ドロイドの暴走と海賊の侵入がほぼ同タイミング
なんて確かに出来過ぎている…よね。
けど……いくら海賊といっても、
対海賊も想定しているドロイド達を
一斉に暴走させるなんて、そんなこと出来るの……?
[もしかしたら海賊が用意周到だったのかもしれない、
或いはドロイドなど機械に強い文明の者がいたのかも、
それか電子機器に干渉できる種族が……
考えだしたらキリがない。
そんなことを考えながら通路を進んでどれぐらいが経っただろう。
第四エリアの通路が終わり、
中央のメインサロン付近に差し掛かったところで、
若い男の怒号が聞こえてきた>>1:567]