[色々と考えている間、別の声が聞こえてきたのです>>+26。
それは、友人エレオの声。
トールさんによって運ばれてた現場を見ていたところだったのに。
声に導かれ振り向くと、やはり彼女の姿は半透明でした。
久しぶりね。
……ごめんなさい。
どうしてここに居るの?
これは夢よ、エレオがここに居るはずがない。
久々に直接会う、見た目が半透明になった友人にどう声をかけて良いのか。
頭の中でぐるぐると回り悩み続け、結局出た言葉は]
エレオ……。
[名前を搾り出すことしか出来なかったのです。
会えて嬉しいはずなのに、同時にそれは、彼女の命が摘み取られた、もしくは冷凍睡眠された証拠なのですから――。*]