人狼物語−薔薇の下国

532 天命昇華


【墓】 黒透輝石の運び屋 ゾフィヤ

どうして? どうしてそんな風に言えるの?
こんな姿になってそれでもよかったの?


わたしは、痛かったよ。……痛くて怖かった。
どこかで、……どこか、で、ヴェルがわたしのことを責めて、羨んでるんじゃないかって。
ヴェルのことはよく知ってるくせにそんなこと思ってたんだよ。
わたしが、弱かったから、そうされたがってた……。

[脳裏をよぎるのは「ゾフィが羨ましい」と、そう言ったときのヴェルだ。
その時とも今の彼は、違う。
彼が抱えた時の重みは、行先が見つからず同じところを行ったり来たりの蓄積ではなく、
ちゃんとどこかに向けて進んでいるからこそのものだと、今さらになって思い至った]

(+35) 2020/02/28(Fri) 02:48:09

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