――……。そうだな。[>>+29彼の言葉に幼馴染の育ての親である老夫婦を思い出した。良い人達だったと思う。既に変質してしまった自分と違い、改造を受けたとはいえ彼は未だ人間だ。望んでもいない彼の在り方を変えてしまうのは越えてはならぬ禁忌だと、そう思う。]…炎がまだ上がっていたから、よく見えなかったが。[>>+31冗談めかす彼の言葉には目を伏せた。あの炎の中、彼の肉体が無事だとはとても思えない。]