[灰色の瞳に映る顔の無い世界。馴染んだ人々も。両親も。何もかもが分からなくなる。その世界で唯一、決して見失わぬ繋がりがあった筈だった。怖くてたまらぬ沢山の人の中からだって見つけられると思った。けれど、最早しゃべらぬこれは本当に幼馴染だろうか?]