おうよ。食え食え。
[一歩引いた相手にずずいと詰め寄り、さらにおすすめする。
一切れだけ切って食べたのを、ちまちま食べる奴だなーという顔で眺めていたが、相手の顔が綻べば同じくらいの笑顔になった。]
だろー?やっぱ山鳥最高だよなー。
お?羊?そいつもうまそうだ。
[こんがりと見た目も最高に焼きあがった羊肉には様々な香草が散らされていて、見たこともないくらい手の掛かった料理に見える。
こちらも一切れざっくり切って、口いっぱいに頬張れば驚くほどたっぷりの肉汁が、なんか爽やかな香りと一緒に溢れ出てきた。]
………んんうんまい!
[うまいメシさいこー!
精力的に食べ物を腹に収めながら、次々に新しい料理を勧めたり勧められたりしていた。]