[しばらくして。ゲルトは不思議な話をし始めた。]…へえ? 夢、ね。気になるな。聞かせてくれるかい?ふふっ。案外、夢のようで夢でなかったりしてね──…[マグカップをふたつ、用意して。淹れたての珈琲を注ぐ。その片方をゲルトの前に置いてから、のんびり夢の話に耳を傾けるのだった**]