キアラちゃん立って!走って!
セルウィンさん、キアラちゃんを連れてアナウンスのあった
第一エリアのデッキを!
[必死にそう叫ぶ。
心はもうとっくに悲鳴をあげている。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い。
本当なら今すぐ走って逃げだしたい。
けど、記録係とはいえ一応軍属の身。
この場に一般人がいるなら、兵士としての責務を果たさないと。]
[それが正義感に依るものから来た感情なのか、
それとも避難できた後のことを考えての不安から来た感情なのか、
どちらなのかは分からない。
もしかしたら両方だったかもしれない。
けれど私は支給された銃を取り出して、安全装置を解除しながら、
迫りくるドロイド達を睨みつけていた。]