[――だが、ふいに何かを思い出したように、
表情が笑みを形作るのをやめる]
何が。
一番、罪深いことだか分かってる?
分かってるよね、自分で言ってたから分からないわけがない!
ほら……、私の部屋で、オットーさんに。
[そうして、ヨアヒムが倒れた時に散らばったスケッチブックを一瞥する。>>4:560
それに気付いたゲルトが拾い集めるまで、>>7
じいっと視線を送っていたけれど、
結局ただのひとつも感想をこぼすことなく、
分かった? と言いたげに笑ってみせた。
スケッチブックに描かれたものとは似ても似つかぬ笑みだったろう**]