人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


【墓】 車椅子の男 リエヴル

 そうか、まぁそうだろうね

[生きていると聞いて更に顔を歪め。やっと体を起こす。もう誰の目も気にすることなく立ち上がれば鉄格子に近づき]

 身体は平気。この通り。

[この男の人生のなかで嫌いな人物と言うのは片手にも満たない。その中の一人があの男。目の前の人物もそこまでとはいかなくとも相容れないと感じていた]

 なるほど。自分には害のないところで高みの見物、か。

[憎々しげに呟く。その言葉にはもういつものカモフラージュの暖かさはなかった。]

(+32) 2013/10/07(Mon) 23:16:07

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