ふぅん……――。
[オットーとアルビンと、二人のやりとりを見ていたジェフロイは、小首を傾げる。所詮想いとは、その人で無ければ正しくは判らないものなのだろう。
アルビンの言い分は、判らなくもない。
オットーの言いようは、相変わらず、嫌いという言の葉は、好きの裏返しに聞こえてしまう。
他の人にはどう感じるのだろうか……そう思った時、ふっと思いだすのは、コンスタンツェとフランツの魂のこと。
あの2人の魂も近くにあるのだろうか?と意識すると、初めて近くにあったとしたなら認識することが叶う。きっと魂というのは、そういうものなのだろう。もし、向こうもこちらに気が付くことあるならば、よっと、ジェフロイは片手をあげて見せる**]