[果たして、僕と同じようにフレデリカたちもゴーストになってしまったのか。
あるいは、こうして存在するのは僕だけなのか。
あいにく、僕はフレデリカたちより目覚めるのが遅れてしまったから、彼女がこの場から一度去ってしまったことに気づけていない。
この部屋の外で何が行われているか知らず、僕も移れるものなら場所を移動しようかと思い立ったその時、船内の緊急警報を耳にする。>>#6]
勇敢なる死者たち、
[この時は、何のことだろう?と首を傾げたが、それがまさか自分にも当てはまるとは見当もつかず。
死してなお(実は死んでない事も後でどこかで知らされるだろうか)実は使命を背負わされているだなんて、この時の僕は知る由もなかった、───。**]