[鋭さを伴うトランプは暗黒色の流動体へ次々と刺さる。刺さった箇所が崩れ、突き抜けたトランプが個を描き手元に戻って来るのを受け止めながら『虚無』を見遣るのだが]─── 点の攻撃じゃあんまり効果無いかな。[崩れ落ちた部分が色を無くし、掻き消えていくのだが、流動体の動きは止まらない]僕の武器とは相性悪そうだなぁ。[肩を竦めて次の手を思案する中、ユーリエ達はどうして居たか。仕掛けるタイミングを計るなら、『虚無』の矛先を引き寄せるために自らに加速をかけ前へと出る心算**]