[掌に感じるのは、ずっと恋い焦がれ続けていた人の温もり。自分よりもずっとごつごつした指。>>+7その手から紡がれる逞しい剣技に、ずっと憧れ続けていた。そして、この手で撫でられる度に。彼への想いがこみ上げて――ずっと、甘く切ない感情に、身を委ね続けていた。] ………………やっぱり。 だいすきです、せんぱい……。[アルコールで幾分霞んだ意識の中。ごく小さく、呟いた。]