[瞬間、意識が乱れた。]――――…!![いや、意識どころの話ではない。今までに感じた事のない瘴気が一度に襲い掛かって来たと考えれば早いだろうか。>>+18形を留めていた少女の魂が一度崩れるかのように流れ、どうにかこの場に繋ぎとめて堪える。身体が失われているから、むき出しの精神だけでは耐えるのは少し難しく、流れに飲まれないようにするにはその場に蹲るしかなかった。]