……さて、ここでは傷を癒すも儘ならぬし、場所を変えるか。[言いつつ、視線向けるは場外の観覧場。ともあれ、落ち着いた場所に向かうべく、薄紅の扇を生み出し、軽く打ち振る。移動する前、やって来た聖蓮とその従華にも紺青を向けるが。言葉かける事はなく、ただ、薄く笑むに止めて。桜花舞を呼び起こし、ふわり、とその場から移動した]