あっ、
[明らかな塗り薬入り容器の胸へのクリーンヒットであった。>>+26
幸いヴェルは容器を落とさないよう頑張ってくれたが]
ご、ごめん、ちょっとつい思い切っちゃって……、
そう、……ちゃんと、なおるんだ。
よかった……。
[確かに、ゾフィヤは兄が四肢を失い、それゆえに機械仕掛けの手足を用いていることには気付いている。>>+27
だが、彼女の感性はあくまでただの人と同じでしかない。
だから治ることに安堵しながら、
さっきの薬容器の投擲のせいで慌てて接続された左腕を、どこか悲しげな瞳で見ていた]