……ん?[霧の中を緩く進んでいた歩みが、止まる。目に入ったのは、淡く揺らめく灯のようなものが放つ煌き。それと、対峙しているらしき人影が、二つ]行ってみる、か?[小さく呟き、歩みをそちらに向ける。途中、届いた声が紡ぐ名>>*40には覚えがあったから、ほんの少し、表情が険しさを帯びた。*]