[>>+25制止しようとしてくれたイェンスは、 けれど叶わずに離れていく。 手を伸ばそうとして、よろけて膝を突いた。 あのときのようなすがる手はない。 自分の胸を押さえたまま] ……カーク。[掠れた声で、名を呼んだ]