身体が、宙に浮いてる?!
[何てことだ。
これまでの情報をつなぎ合わせると、僕はまるでゴーストになったかのようだ。
つまり、僕はもう、]
…───死んじゃった、のか…?
[口に出して、それからようやく、これまでの経緯を少しずつ思い出す。
そういえば僕は、銀羊号に乗って、旅をしていたんだった。
ファームパークでいつも通りリュートを鳴らして、歌を歌って。
キアラという曲芸師の女の子に会って、それからフレデリカが来て、少し会話をしたかな。フレデリカは僕の歌を気に入ってくれたようで、手放しでほめてくれるのがうれしかったな]