[辺りは闇。自分の存在さえ溶け消えてしまいそうになる濃密な闇][ここがどこかはわからないけれど、ここにいてはいけないのだと、強く思う]……でも、どこへ行けば。[当てもなく歩き出す。足の裏に感じる地面らしき感触はあったが、周囲はただ真っ暗なまま]