[そこで、ミヒャエルが窓の外に意識を映した>>+23。 如何なる仕組みかはわからないが、こちらが見たものも恐らくミヒャエルと同じものだった。 自分の命を絶った相手が、部下を労い、また死した者を思いながら、鋭さを増した槍でこちらの兵を打ち倒していく。 こちらの目には、冷徹と見えたあの軍人だったが] ――目をかけられてたんだな、あの人に。[それ以上は言葉を掛けず、窓の外で続く戦いの様子を静かに眺めた**]