受け入れる、って所までは、行ってないんだがな。 ただ、アレだ。 『生けるもののために、死を望む』っていう、根源が見えちまったら、それを否定するわけにはいかんかった……ってだけさ。[死に近しくあり、それを他者に齎すを務めとするが故の理。それに触れるものがあったからこそ、言伝も伝える気になった。一時の感情しか見えぬなら、或いは、垣間見えた気配の主張のみを向けるのであれば。影が『言葉』を残す事はなかったのは、確かな事で]