[泣くのは構わない。>>+23そう、言われて、大きな瞳が揺れた。都市の管理者たちは、泣くのをよしとしなかった。だから、いつからか泣いちゃダメなんだ、と無意識に思うようになっていて。それとは全く真逆の言葉は、漣を立てていた感情を大きく揺らして]……ぇぅ……っく……。[言葉にならない嗚咽が零れ、直後]