僕の、望み……。
[>>+16ステファンの視線を受け止め、彼の紡ぐ言葉を聞くと]
…ふふ、やっぱり君は優しい。自分以外の人のことを思ってあげている。
僕は、もっと自分勝手だよ。
…自分が死ぬために、戦争が起きてほしかったんだから。
[目を伏せて微笑む]
…胸の病でね。自分が長くないって分かっていたんだ。
家族にとって僕はお荷物だったから…せめて、軍人として死んでやろうって思って。
…自棄になってたのもあるかな。僕の大事な人は、みんな居なくなってしまったって思い込んでた。
少しは前向きに生きれば良かったかもしれない。そうすれば…少なくとも、フレデリカにはもう一度会えたのに…。
先輩だって、生きているかもしれないのに…。
[独り言のように呟く]