[私達を視認することが出来ないシルに
私の声が届くとは思えなかったけど、
それでも、もしかしたらという淡い期待を込めて口にする。
状況は依然として分からない。
ラグナロクが実在していることと、
スノウが私達が今の状態にある可能性に
至っているかもしれないことは分かったけれど、
だからと言って何かが進むわけでもない。
だけど――]
もし、今の状態の私達が必要とされているのなら、
もし、私にも何か出来ることがあるのなら、
私は手伝いたい。
どうやって調査すればいいのかは見当もつかないけれど……。
[シルから反応があったにせよ、なかったにせよ、
何も出来ることはないと思っていた私>>+7に
何か出来る事があるのかもしれないのならば、
私はそう口にして、調査をしにいくだろう。]