[後輩と仲良くなってゆく記念品は次第に増えていった。それから暫くか、数年か経った頃。]なぁレト、これ少し、人にやってもいいか?[山になった頃、一度だけそう言った事がある。どんなに歪な物でも毛玉でも、貰った物は取って置いて、捨てた事もなかったが、誰にと問われれば。]うちの兄貴にな。[そう笑って答えたのだった。その時にいくらか減った小物も、今ではそれ以上にまた増えた*]