[攻める、と決めてみたものの、速度に勝る相手に攻め続けるのは至難の業だ。だからこそ面白い。腕に伝わる衝撃は、クリーンヒットにはほど遠いがそれなりに重い。もらった背の傷とどちらが上かな、なんて考えると楽しくなってきた。] そっちも相変わらず切れ味良いな。[背中は半ば赤く染まっているが、痛みは今は意識の外だ。とはいえ、痛手に変わりはない。]