そうね……色々、経験しすぎたのかも。
仕方がないって思っていたわ。
選んだわけじゃない、望んだわけじゃない。
そんな運命を。
だから……
自分で選んで、望んで死ねるなら
……これほど幸せなことはないわ。
[微笑んで、そう告げる。
犬死じゃないって答えたつもり。>>+18
あの戦いの最中に、幸せは自分で決めるとそう言った。>>6:61
他人から見れば、それは幸せなことには到底思えないのかもしれないけれど。
人狼になる恐怖から解放されるのだと思えば。
そして独りで死ぬわけではないのだと思えば。
それは酷く幸せなことだと思った。
彼の優しい軽口にも、ふふっと吹き出し、頭がおかしい者同士ってわけね、と返す。
笑わそうとする、彼の気遣いを感じ、それがとてもくすぐったい。]