[確認するために、そっと前に回ってみる。 正面に立ってみても、自分はソマリの視界に入っていないようで、] あぁ、よかった。おまえはまだ、生きて……[こっちに来たわけではなかったと確信して胸をなでおろすも、その物憂げな顔と蒼氷色の瞳が宿す深い翳りを見れば、心臓が鷲掴みにされるような痛みを覚え、思わず左胸を押さえる。]なんて顔……してンだよ。