──── 医務室 ────
[それからどれほど後だっただろうか。
眼鏡をかけた、最初に私を医務室まで運んでくれた男性が医務室に来たのは(>>4:52)。
彼の口から語られる驚愕の事実に、私は言葉を失っていた。
その場にマリエッタがいたなら、そちらを見ただろう。
────この人が…マリエッタさんを……?助けを呼ばずに放置したと……?何故?…………この人が、人狼だから?でも……でも…………!
浮かんだ恐ろしい考えをぶんぶんと首を振って否定する。
この人は私を助けてくれた人。
その人が人狼であるはずがない、と。
疑うなんて、失礼だと。
………いや、本当は、信じたかったのだろう。
目の前で懺悔するこの人は、人狼ではない、ベルを殺したりなんかしていない、と。]