──── 回想 オクタヴィアと ────
[────"二人いれば"
その言葉は希望をなくした私に、再び希望の光を灯してくれた(>>3:+9)。
まだ諦めるには早いと、私を奮い立たせてくれた。
優しく語りかけてくれるオクタヴィアに、私は何か安心感を覚えたのだった。
展望ラウンジを出た後に彼女と交わした会話は、10年も家に篭っていた私にとって新鮮な情報ばかりだった。
きっと目を輝かせて話に聞き入っていただろう。決して5秒以上は目を合わせなかったが。
そして、こんなにいろいろな事を知っている彼女なら、"人狼"の事を知っているのではないかと思って口を出たのがあの質問だった(>>3:+6)。
返ってきた答えには驚きを隠せなかった。
自然と肩に力が入る。]