っ、おい、居るか!?迷いかねねぇから、無理に動くなよ![名も知らぬ男女の姿を見失うも、動きさえしなければ逸れる事は無い。だが霧に隔てられ距離を掴めぬ先から聞こえる声>>*32>>+15に、内心舌打ちしながら声をあげ。まるで意思を持つかのように集い留まる霧に、上着を脱いでばさりと扇ぎ散らす。霧が薄れるその刹那、まず目に差し込んだのは強い光>>+15]