― 西寮・自室 ―
[スイーツカフェがある時の学校なら、自分がまだ住んでいた頃のままだろうか、ソマリはもう東に引っ越した後だろうけども……などと考えつつ、自室の扉を開くと]
――……!!
[住んでいた頃とうってかわった荒廃した室内。>>5:459
窓ガラスが割れ、床は埃にまみれており、しかもそこには、ありえない先客が居た。
括られた金砂色の長い髪、白い帝国軍の制服。
こちらに背を向けているが、間違えようがない。>>5:460 あれは、]
ソ……マ……リ
[彼も
そっと近づいてみるが、触れると霧散しそうで、手が出せない。
そう、まるで別次元にいるような……否、彼はまだ地上にいるのだ。]