………へ?
[思わず、抜けた声が出る
隣にいるのは文鳥ではなく、金髪に真紅のマントを纏った聖騎士――シェットラントの姿
そんなシグルドに、シェットラントは呆れたように溜息を吐いた]
『そりゃお前ん中に“叫び”が戻ったからな 縛るモンが無くなりゃ元の姿に戻るわ
――お前が親父の言葉に縛られている間は、俺もお前の“叫び”に縛られるんだ』
…………
『……ま、今はこいつらに集中だ 俺の魔力でお前も魔法が使えるからな ……ただ、魔力は“共有”だ』
それも……修斗くんの魔法?
『いや、どっちかというと恩恵………いや、今の俺達にとっては“制限”だな』