─ 天上宮・庭園 ─
[彩り鮮やかな花弁から編み出された木気より取り込まれた光が男を運ぶ。
場の金気を抑えた上での消耗、残りも可能な限り手環に封じた為に男の身の内に残る気は殆ど無い。
転移の陣にて待ち受けていた霊亀の守護者から声がかかる>>+12と、姿勢を正した]
霊亀神の御手をわずらわせること、申し訳御座いません。
恥ずかしながら、御力お借り致します。
[同じ気司る神からすれば、男が既に立っているすら厳しいことなども見通しだろう。
それでも男は支えを要とせず、肩を貸すという申し出も断って治療院へと足を運んだ]