[小さく頭を振る様子>>+23を感情の浮かばない目で見る。実際の処、全員が強い恨みを抱いているとは思わないが、多かれ少なかれ恨まれてはいるのではないかと思う。けれど、それを彼に告げても仕方がない。人間、全てを見ていたら発狂する。何処かで意識的に、無意識的に盲いとなり、そうやって自分の中の正義と外界との間でバランスを取って行くのだろう。] ……お前が居たら、ルージュが来ても大丈夫そうだ。[そっと言葉を返した。吸血種となった自分たちには、元の生活など夢のまた夢だろうけれど。]