だが...我らは、全てを忘れはしない。[ 天の記憶、地の記憶、そして交わされる想いと絆、それら全てを男は手放さず持っている。地に彼を覚える者が尽きようと変わりなく ]其方とこうして出逢ったこともな。カサンドラ。[ 彼女を教え子と呼び、その身を玄武神に託した蒼龍神もまた、同じはず、と、言葉にせぬ思いまでは伝わるか ...漆黒の男の瞳はただ優しげにカサンドラを見つめるのみ]