― 天上宮・門付近 ―[>>+19久方振りにお会いした青年は、初めて言葉を交わした時と変わらない誠実さが見える。変わりはあったのかも、という言葉に含まれる想いは全て汲み取れる訳など無いだろう。内に感じるものを失くした喪失感も、きっと察し切ることも出来ないけれど]…大切なお役目を一つ、遂げられたのですね。[何時かの大祭の折、何かを護る様に身を縮めて横たわっていた姿が思い出されて。少なからず、彼が負っていた荷を下ろせたのだろうと労りを込めた言の葉を紡いだ]