[重要な血管が傷付いたと思ったが、流石に"ガルー"影響下だけあって、若干の治癒はしていたようで。
血が足りず体が怠いものの、すぐさまどうこうという訳ではなさそうだった。
頑張りは見せてもらったという彼に、口角を上げて笑う。>>+17
強いと言われ、それが肉体の事ではないと気付いたならば、チラリと視線を隣へと向けるだろう。
コクーンに阻まれて見えはしないものの。
"強さ"の秘訣は、Nルームに眠る人たちに、"弱さ"を預かって貰っていた所為なのだと。>>5:250
ソマリには教えてあげない。
彼の顔を見て、ちょっと悪戯っぽく笑った。]
なぁに、それ。
無謀さが嬉しいとか、
……趣味が悪いと思うわ。
でも、その趣味の悪さが、
意外と悪くないって思うんだから
……もうどうしようもないわね。
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