ヤコブが赤い声で真っ先に僕の呼びかけに応じてくれた瞬間から。
僕はヤコブを仲間だと思っていましたし。
[ペーターが感情面を引き出そうとしたようだ>>+6が、少なくとも困惑だけはないことは確かである。
しかもいつもの口調で淡々と答えたから、ペーターが期待していた反応かどうかすらも怪しい。]
仲間に本能は向けられません。
[赤い声で交わされた秘密を全て明かす気にはなれないが、つまるところこれが理由だろうと思っている。
最初に犠牲にしてしまったパメラには申し訳ないと思うが、仲間かと問われたら違うと否定することは紛れもない事実であるし。
返事待ちの間、ペーターが一言では説明できない人間関係>>+11>>+10に思いを馳せているとも知らず、子狼は真面目な表情を向けていた。**]